
突然ですが「ドメイン」ってご存知ですか?個人事業主やフリーランスの方で、自分のホームページを持ちたい!と考えている方であれば一度は「ドメイン」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?でも、ドメインってなんだろう?って思っている人も中にはいますよね?そこで今回は、そんな人に向けてドメインについて分かりやすくご説明したいと思います。
目次
ドメインとは?
ドメインとは、簡単に言うとホームページの住所のようなものです。「ホームページ」を図書館に置いてある「本」に例えるなら、本が置いてある場所を示す「棚番号」が「ドメイン」と言えます。
- 「ホームページ」・・・「本」
- 「ドメイン」・・・「棚番号」
具体的には、URLを見ていただければもっと分かりやすいと思います。
http://www.sumida-hp.com
このURLの「sumida-hp.com」の部分がドメインです。よく、URLとドメインを同じものだと勘違いしている人がいますが、厳密には違うということを覚えておきましょう。また、メールアドレスの中にもドメインが含まれています。
mail@sumida-hp.com
例えば上記のようなメールアドレスの場合@マークの後ろの部分の「sumida-hp.com」がドメインです。URLに含まれているドメインと同じですよね。ドメインは、ホームページのURLとメールアドレスの両方に利用できるものなのです。
ドメインの仕組み
インターネットの世界では、一方のコンピューターから他のコンピューターを探す場合、IPアドレスと言われる数字の羅列で相手を特定します。
IPアドレスの例:123.234.345.456
でも、これだと数字を打ち間違えそうだし、そもそも分かりづらいですよね。そこで、このIPアドレスをドメインに変換して分かりやすくしているのです。このIPアドレスをドメインに変換したり、ドメインをIPアドレスに変換するシステムのことをDNS(ディー・エヌ・エス:Domain Name System)と言います。インターネット上には、このDNSサーバーと言われるIPアドレスをドメインに変換をしてくれるコンピューターがたくさん存在しています。そのため、ChromeやEdgeなどのブラウザでURLを入力すると、URLに含まれたドメイン名からIPアドレスを特定し、ホームページ(HTMLファイル)が置いてあるコンピューターを探し出して、ホームページまでたどり着くことができるのです。
独自ドメインってなんですか?
独自ドメインとは、ホームページ管理者が独自に名前を決めて自由に利用できるドメインのことです。例えば、アメーバブログなどの無料ブログに登録した場合、ドメインはどのようになっているでしょうか?
URLは「https://ameblo.jp/xxxxx」などのようになっており、「ameblo.jp」がドメインになっていると思います。これは、ブログを開設したユーザーが決めたものではなく、アメーバ側が用意したドメインです。
一方、自分のホームページを持つことになった場合は、ドメインを自由に決めたいと思いませんか?もちろん、自由に決めることができます。それが独自ドメインです。しかし、ドメインは住所と同じなので、唯一無二のもの。この世に同じドメインが複数存在することはありません。利用しようとしたドメインが、既に他のホームページで使われており取得することができないということもよくあります。そうです。ドメインは特許などと同じで早いもの勝ちなのです。
ドメインの種類
ここまでお読み頂ければもうお気づきだと思いますが、独自ドメインと言ってもすべてを自分で決められる訳ではありません。ドメインには種類があります。「.com」や「.jp」が代表格ですが、この「.(ドット)」以下の部分は自由に決めることができません。あくまでも「.(ドット)」よりも前の部分だけが独自に決めることができるのです。
時代とともにドメインの種類は増え続けており、現在1000種類以上のドメインが存在すると言われています。ここでは代表的なドメインと、一風変わった面白いドメインをご紹介します。
代表的なドメイン
- 「.com」(商業組織用)
- 「.net」(ネットワーク用)
- 「.org」(非営利組織用)
- 「.jp」(日本をあらわす)
- 「co.jp」(株式会社、合同会社、有限会社などの法人)
- 「ne.jp」(日本国内のネットワークサービス提供者)
- 「go.jp」(日本国の政府機関、各省庁所轄研究所、独立行政法人、特殊法人(特殊会社を除く))
- 「or.jp」(財団法人、社団法人、医療法人、監査法人などの法人と、国連等の公的な国際機関など)
- 「.biz」(ビジネス用)
- 「.info」(制限なし)
- 「.name」(個人名用)
- 「.pro」 (弁護士、医師、会計士、エンジニア等用)
参考:日本ネットワークインフォメーションセンター(https://www.nic.ad.jp/ja/dom/types.html)
一風変わった面白いドメイン
- 「.tokyo」
- 「.osaka」
- 「.xyz」
- 「.site」
- 「.today」
- 「.photo」
- 「.kitchen」
- 「.gallery」
- 「.company」
- 「.club」
- 「.link」
- 「.works」
- 「.wiki」
- 「.black」
- 「.clinic」
- 「.dental」
他にもまだまだ変わったドメインはたくさんあります!

おすすめのドメイン販売事業者
さて、ドメインはどこでどのように取得できるのでしょうか?インターネットで「ドメイン取得」などで検索すると、ドメインが取得できる事業者がたくさん出てきます。その中でも、とくにおすすめする3つの事業者をご紹介します。
お名前.com
お名前.com(https://www.onamae.com/)
言わずとしれたドメイン専門の販売事業者です。GMOインターネット株式会社が運営しており、国内最大級のドメイン公式登録サービスと言われています。550種類以上のドメイン取得が可能で、信頼性が高く、サポートもしっかりしています。
ムームードメイン
ムームードメイン
GMOグループのGMOペパボ株式会社が運営している販売事業者です。取扱ドメイン数400種類以上で、お名前.comよりも若干割安でドメイン取得が可能です。実績もあり、メールでのサポートもしっかりしているのでおすすめです。
バリュードメイン
バリュードメイン
こちらもGMOグループが運営する販売事業者です。ドメイン登録代行やメール転送などの基本的なサービスもあり、サポートもしっかりしています。ムームードメインと同じくらいの低価格帯でドメイン取得ができるのでおトクです。
まとめ
いかがだったでしょうか?独自ドメインについて理解して頂けましたか?
独自ドメインを設定しているホームページはユーザーにオフィシャル感を与えることができるため、結果的にホームページの信頼性があがります。また、取得したドメインは更新料さえ払い続ければずっと利用可能です。個人が所有していることになるため、サービスの影響などで削除されることもありません。
すみだホームページ制作所では、オフィシャル感のあるホームページ制作を心がけているので、制作のご依頼があった場合は、かならず独自ドメイン取得をおすすめしています。